TOEIC Part 5で迷った問題をすべて書き写すと、ノート作りだけで学習時間が終わりがちです。ここでは、迷った1問だけを5分で残し、次回は同じ場所から再開するための復習ノートを作ります。
記録するのは「出典・自分の選択・迷った理由・正解の根拠・次回位置」の5項目だけです。正解数やスコアの伸びを予測するものではなく、次に確認する1問を見失わないためのテンプレートです。
先に10分の解き方を確認したい方:Part 5を最大3問で進める手順
問題タイプが分からない方:Part 5復習ガイド
結論|1問につき5項目だけ残す
| 項目 | 書く内容 | 長さの目安 |
|---|---|---|
| 1. 出典 | 教材名・ページ・問題番号 | 1行 |
| 2. 自分の選択 | 選んだ記号と、○・△・× | 1行 |
| 3. 迷った理由 | どこで判断が止まったか | 1文 |
| 4. 正解の根拠 | 次回も使える判断基準 | 1文 |
| 5. 次回位置 | いつ、何を、どこまで確認するか | 1行 |
市販教材や公式教材を使う場合は、問題文や選択肢を丸ごと転記せず、教材名・ページ・問題番号だけを残します。復習時は手元の正規教材を開いてください。
5分で書く手順
0:00〜0:30|迷った1問を選ぶ
正解・不正解にかかわらず、「根拠を言葉にできなかった1問」を選びます。迷った問題が複数あっても、今回は1問だけです。
0:30〜1:30|出典と自分の選択を書く
教材名、ページ、問題番号、選んだ記号を残します。判定は、根拠まで説明できたら○、正解したが迷ったら△、不正解または説明できなければ×です。
1:30〜2:30|迷った場所を1文にする
「語の意味が分からなかった」「空所の後ろが句か節か迷った」「主語と動詞を見失った」のように、判断が止まった場所を1つだけ書きます。
2:30〜4:00|解説と照合して根拠を1文にする
正解の記号ではなく、次回も使える判断基準を書きます。解説の文章を長く写さず、自分が確認できる短い言葉へ置き換えます。
4:00〜5:00|次回位置を決めて閉じる
「翌日の最初に同じ1問を30秒で判断する」など、次に開く日時と最初の行動を1行で残します。追加で問題を解き始めず、ここで終了です。
判断表|結果ごとの残し方
| 今回の状態 | ノートに残すもの | 次の行動 |
|---|---|---|
| 正解し、根拠も説明できた | ○と根拠1文 | 原則、再予約しない |
| 正解したが迷った | △、迷った理由、根拠 | 翌日30秒で同じ1問を確認 |
| 不正解で原因が分かった | ×、問題タイプ、根拠 | 原因別ガイドを1本だけ使う |
| 不正解で原因が分からない | ×、「原因未確認」 | 問題タイプ別ガイドで分類する |
原因が分かったら、品詞、語彙、動詞、前置詞・接続詞、代名詞・関係詞のうち、該当する1本だけを開きます。
完全自作例|1問を5項目へ変える
次の英文と選択肢は、説明用に英語習慣ラボ編集部が作成したものです。TOEIC公式問題・市販教材の転載ではありません。
The revised schedule will be shared with all participants ___ Friday.
(A) at (B) by (C) among (D) unless
- 出典:この記事の完全自作例
- 自分の選択:(A)、△
- 迷った理由:Fridayの前なのでatとbyで迷った
- 正解の根拠:期限の「金曜日までに」はbyを使うため、(B)
- 次回位置:翌日、atとbyの違いをこの1問で30秒確認
ノートには上の5行だけを残します。市販教材を使う場合は英文・選択肢を転記せず、「教材名/ページ/問題番号」へ置き換えてください。
そのまま使える空欄テンプレート
出典: 自分の選択: 判定:○・△・× 迷った理由: 正解の根拠: 次回位置:
紙のノート、スマートフォンのメモ、表計算のどれでも構いません。道具を増やさず、次回も同じ場所を開ける形式を1つ選びます。
5分・10分・15分の使い分け
| 使える時間 | 行うこと | 終了条件 |
|---|---|---|
| 5分 | 1問を5項目で記録 | 次回位置を1行残した |
| 10分 | 記録5分+原因別ガイドを1項目確認 | 根拠を1文に直した |
| 15分 | 記録5分+同タイプの既出1問を確認 | 2問目へ進まず閉じた |
書きすぎを防ぐチェックリスト
- 今回選んだのは1問だけか
- 市販・公式問題を丸ごと転記していないか
- 迷った理由は1つに絞ったか
- 正解記号ではなく判断根拠を書いたか
- 次回に開く日時と最初の行動があるか
- 5分でいったん閉じたか
よくある質問
正解した問題も記録しますか?
根拠まで説明できた正解は、○と根拠1文だけで終了します。正解しても勘や消去法だけだった場合は△として残します。
ノートは問題タイプ別に分けますか?
最初から分冊する必要はありません。1冊または1つのメモへ日付順に残し、週次レビューで同じ原因が複数回あったときだけ問題タイプをまとめます。
何日後に復習すればよいですか?
全員に同じ固定日数を当てはめず、まずは翌日に30秒で同じ1問を確認します。その結果と実際に使える時間を、15分の週次レビューで見直してください。
今日の終了地点
迷った1問を選び、5項目を埋め、次回位置を1行残したら終了です。ノートをきれいに仕上げることより、次回に同じ1問をすぐ開けることを優先します。
参考情報
- IIBC|TOEIC Listening & Reading Testの形式と構成(Part 5は短文穴埋め問題30問で、4つの選択肢から最適な答えを選ぶ現行形式を確認。2026年8月25日参照)
- IIBC|TOEIC L&R Part 5サンプル問題(形式確認のみ。問題文・選択肢は転載していません。2026年8月25日参照)
TOEIC®はETSの登録商標です。本記事はETSまたはIIBCの承認・推奨を受けたものではありません。記事内の練習英文は英語習慣ラボ編集部による完全自作です。
