TOEIC Part 5の時間配分は「全員10分」と決めるより、30問を3回測り、自分の現在の速さから仮上限を作る方が実行しやすくなります。公式情報で決まっているのはリーディング全体の時間と各Partの問題数で、Part 5だけの制限時間ではありません。
この記事では、正答数を保証する固定秒数ではなく、手元の正規教材を使って「開始・終了・迷った理由」を記録し、Part 6・7を含む75分練習で見直す手順を紹介します。
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結論|3回の中央の時間を、最初の仮上限にする
- 異なる30問セットを、できれば別日に3回測る
- 3回の所要時間を短い順に並べ、中央の値を1分単位で切り上げる
- その時間を「仮上限」とし、75分のリーディング練習で後半への影響を確認する
- Part 7が終わらないからと一度に大幅短縮せず、1分だけ調整して再測定する
たとえば3回が11分40秒・13分10秒・12分20秒なら、中央は12分20秒です。この記事の編集部ルールでは、最初の仮上限を13分とします。これは公式推奨時間でも、スコア別の正解でもありません。
先に確認|公式に決まっている時間と問題数
| 項目 | 公式情報 | この記事での扱い |
|---|---|---|
| リーディング全体 | 75分・100問 | Part 5・6・7を含む全体条件 |
| Part 5 | 短文穴埋め30問 | 30問単位で所要時間を測る |
| Part 6 | 長文穴埋め16問 | Part 5後に残る時間を確認する |
| Part 7 | 読解54問 | 後半への影響を75分練習で確認する |
| Part 5単独の制限時間 | 公式形式ページには記載なし | 個人の実測から仮上限を作る |
IIBCは、リーディングを75分・100問、Part 5を30問と案内しています。ETSもリーディング100問を75分で、自分のペースで解く形式と説明しています。「Part 5は必ず何分」という数値を、公式ルールとして扱わないでください。
準備するもの
- 異なる30問セットを3つ:解説があり、現在の形式に対応した手元の正規教材
- 練習用タイマー:開始から最後のマークまでを測れるもの
- 計測表:所要時間、未回答、長く迷った原因を残せる紙またはメモ
同じ30問を繰り返すと、英文ではなく答えを覚えた速さが混ざります。初回の時間配分を決める3回は、できるだけ異なるセットを使います。教材選びがまだの場合は、問題集を買う前に確認する6項目から始めてください。
30問を3回測る手順
1回目|普段どおり解いて基準を作る
上限を決めず、30問の開始から最後の回答をマークするまでを測ります。分からない問題でも、普段の練習と同じ方法で回答し、長く止まった問題番号だけを別に残します。
2回目|止まる条件を1つ決めて測る
異なる30問を使い、「1回読んでも根拠が出なければ、その時点の回答をマークして次へ」のように停止条件を1つ決めます。1問ごとに秒数を数えるのではなく、長い停止を減らすための条件です。
3回目|同じ停止条件で再現できるか確認する
さらに異なる30問で、2回目と同じ停止条件を使います。速さだけでなく、未回答数、長く迷った問題数、正答の根拠を説明できなかった原因も記録します。
そのまま使える3回計測表
| 回 | 日付・教材 | 所要時間 | 未回答 | 長く迷った原因 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 分 秒 | 問 | ||
| 2 | 分 秒 | 問 | ||
| 3 | 分 秒 | 問 | ||
| 仮上限 | 中央の時間 | 分 | — | 停止条件: |
問題文や選択肢は表へ転記せず、教材名・ページ・問題番号だけを残します。迷った1問を詳しく復習するときは、5項目だけで残すPart 5復習ノートを使えます。
仮上限を決める計算例
| 回 | 所要時間 | 長く迷った原因 |
|---|---|---|
| 1回目 | 11分40秒 | 語彙で2回止まった |
| 2回目 | 13分10秒 | 動詞の形で根拠を探し直した |
| 3回目 | 12分20秒 | 前置詞・接続詞で迷った |
- 短い順に11分40秒、12分20秒、13分10秒と並べる
- 中央の12分20秒を選ぶ
- 1分単位で切り上げ、仮上限を13分にする
- 次の75分練習で、Part 6・7へ残る時間と未回答を確認する
平均ではなく中央を使うのは、1回だけ大きく止まった結果に引っ張られにくくするための編集部ルールです。3回の差が大きい場合は、数値を固定せず4回目を測ります。
75分練習後の見直し方
| 確認結果 | 判断 | 次の1回 |
|---|---|---|
| Part 5は上限内、後半も予定範囲まで進んだ | 仮上限を維持 | 同じ条件でもう1回確認 |
| Part 5で長く止まり、後半時間が不足した | 上限を1分だけ短く試す | 停止条件を原因1つに合わせる |
| 短縮したら根拠なしの回答が増えた | 短縮を戻す | 速さではなく原因別復習を行う |
| 3回の所要時間が大きくばらつく | 上限をまだ固定しない | 異なるセットで4回目を測る |
| 30問を上限内に終えられない | 問題を放置して急がない | 最も多い停止原因を1種類復習する |
品詞、語彙、動詞、前置詞・接続詞、代名詞・関係詞のどこで止まったかは、Part 5復習ガイドから該当する1本だけ選びます。時間を縮めることと、判断根拠を増やすことを同じ日に全部行う必要はありません。
「1問20秒」を毎問の締め切りにしない
仮に30問を10分で解くと、計算上の平均は1問20秒です。しかし実際には、短く判断できる問題と、意味や構造の確認が必要な問題が混ざります。平均秒数をすべての問題へ当てはめると、タイマー確認自体が負担になります。
練習では「1回読んでも根拠が出ない」「同じ2択を往復した」など、自分が長く止まり始める状態を1つ決めます。本番を想定した練習では、回答用紙へマークする時間も所要時間に含めてください。
今日できる5分・10分・15分
| 使える時間 | 今日やること | 終了条件 |
|---|---|---|
| 5分 | 3回計測表を作り、使う3セットを決める | 1回目の日付を記入した |
| 10分 | 手持ちの10問で停止条件だけ練習する | 長く止まった原因を1つ残した |
| 15分 | 30問の1回目を計測する | 15分で終わらなくても実時間を記録した |
10問練習の時間を3倍して30問の上限にする必要はありません。最終的な仮上限は、必ず30問単位の実測と75分練習で確認します。
時間配分チェックリスト
- Part 5単独の時間を公式ルールと誤認していない
- 異なる30問セットを3つ用意した
- 最後のマークまでを計測した
- 長く止まる条件を1つ決めた
- 3回の中央時間から仮上限を作った
- 75分練習でPart 6・7への影響を確認した
- 一度に1分を超えて短縮していない
よくある質問
Part 5は10分を目標にすべきですか?
10分はよく使われる目安ですが、IIBC・ETSが定めたPart 5単独の制限時間ではありません。まず現在の30問の実時間を測り、Part 6・7を含む75分練習で調整してください。
目標スコアごとに時間を変えますか?
目標スコアだけからPart 5の時間を一意に決めません。同じ目標でも、語彙で止まる人と長文に時間がかかる人では配分が異なります。現在の実測、停止原因、75分後の未回答を一緒に見ます。
3回とも時間が違う場合はどうしますか?
中央の時間を仮置きできますが、差が大きい場合は固定せず4回目を測ります。睡眠不足、途中の中断、教材難度など、英語力以外の条件も1行残してください。
まとめ|固定値ではなく、実測から1分ずつ調整する
Part 5の時間配分は、30問を異なるセットで3回測り、中央の時間を最初の仮上限にします。その後、75分練習で後半への影響を確認し、必要なら1分だけ調整します。今日は計測表と3セットを準備できれば終了です。
参考情報
- IIBC|TOEIC Listening & Reading Testの形式と構成(リーディング75分・100問、Part 5は短文穴埋め30問であることを確認。2026年8月25日参照)
- ETS|About the TOEIC Listening and Reading Test(リーディングは75分・100問を自分のペースで解く構成を確認。2026年8月25日参照)
TOEIC®はETSの登録商標です。本記事はETSまたはIIBCの承認・推奨を受けたものではありません。記事内の時間計測・中央値・1分調整は英語習慣ラボ編集部の運用例であり、公式推奨時間やスコア向上を保証する方法ではありません。
