TOEIC® Part 5を平日10分で勉強する方法|最大3問を解いて根拠を確認

Part 5の3項目を確認するノートと10分タイマーのイラスト

平日10分でPart 5に取り組むなら、問題数ではなく「正答の根拠を説明できるか」を基準にします。前回の1問を解き直し、新しい問題は最大3問。迷った理由を1つ記録し、次回に解き直す問題を決めて終えます。

本記事の10分は、英語習慣ラボが提案する平日の学習単位です。TOEIC®公式が定めたPart 5の解答時間ではなく、10分学習によるスコア向上を保証するものでもありません。

目次

先に確認:Part 5の公式形式

IIBCの公式情報では、TOEIC Listening & Reading Testのリーディングセクションは75分・100問です。Part 5は短文穴埋め問題30問で、不完全な文を完成させるために4つの選択肢から最も適切なものを選びます。

IIBCの「テストの形式と構成」ページはリーディング全体の時間を示していますが、Part 5単独の制限時間は掲載していません。本記事の10分を本番の時間配分基準として使わないでください。

準備するもの

  • 解説のある問題:手元の問題集、IIBC・ETSの公式教材やサンプル
  • 10分タイマー:終了時刻を先に決める
  • 1行ログ:紙または次回すぐ開けるメモ

複数教材を行き来せず、まず1冊または公式サンプルに絞ります。解説がなく、正答理由を確認できない問題は短時間の復習に向きません。

まだPart 5教材を選んでいない場合は、購入後の学習へ進む前に、公式情報と見本で候補1冊を確認する6項目で、対象範囲・解説・1回量・利用条件・版と正誤表を確認してください。すでに使う教材が決まっている場合は、この購入前確認を飛ばして10分ルーティンへ進めます。

平日10分のルーティン

時間やること終了条件
0〜1分前回迷った1問を解き直す答えと根拠を決める
1〜4分新しい問題を最大3問解く各問に○・△・×を付ける
4〜8分△・×を優先して解説を確認する正答理由を1行にする
8〜9分迷った原因を分類する次に直す原因を1つ選ぶ
9〜10分次回の1問を決める問題番号を記録する

0〜1分:前回の1問を解き直す

前回間違えた問題、または答えに迷った問題を、解説を見ずに1問だけ解きます。初日は省略して構いません。答えが合っていても、根拠を説明できなければ復習対象に残します。

答えを覚えていても、それだけで合格・不合格にはしません。正解印や解説を隠し、選択肢を見る前に「空所に必要な働き・意味・構造」のどれを根拠にするかを言ってから解きます。

解き直した状態判定次の行動
正答し、根拠が教材の解説と一致したいったん復習対象から外す
正答したが、根拠を説明できない迷った原因を1つ選び、次回もう一度確認する
誤答した、または根拠が解説と食い違った×この10分手順で原因を確認し直す
解説を読んでも根拠を確認できない保留推測で決めず、教材の該当説明や信頼できる文法資料を確認する

「昨日の答えだから」と選んだだけなら△です。一方、答えを覚えていても、問題文から根拠を再現し教材の解説と一致すれば○とします。品詞・語彙・前置詞/接続詞のどこで迷ったかは、後の原因別案内から該当する復習手順へ進んでください。

1〜4分:新しい問題を最大3問解く

各問に自信度を付けます。

  • ○:根拠を説明できる
  • △:2択まで絞ったが迷った
  • ×:根拠が分からない

3問に届かなくても、4分になったら確認へ移ります。問題数より、復習を残さず終えることを優先します。

4〜8分:正答の根拠を1行にする

解説を読み、正答理由を自分の言葉で短く書きます。

  • 空所には名詞を修飾する形容詞が必要
  • 空所の後ろが名詞なので前置詞を選ぶ
  • 主語が単数で、時を示す語から現在形を選ぶ

上記は記録形式の例です。実際の根拠は問題と解説に従ってください。問題文や選択肢を丸ごと複製する必要はありません。

8〜9分:迷った原因を1つ選ぶ

原因見分け方次の行動
文法品詞・時制・接続関係が分からない該当ルールを基礎教材で確認
語彙単語・熟語の意味が分からない意味と用例を確認し、後日思い出す
構文主語・動詞・修飾関係を取り違えた文の骨格へ印を付けて読み直す
判断根拠を確認せず急いだ次回は選択前に根拠を言葉にする

この4分類は復習を軽くするための当サイトの整理で、TOEIC公式の分類ではありません。複数当てはまる場合も、次回に直すものを1つ選びます。

選択肢が同じ語の形違いで、原因が「文法・品詞」だった場合は、TOEIC® Part 5品詞問題の根拠を1文にする復習手順で、空所の前後と文の骨格を確認してください。

空所に動詞または動詞句が必要だと分かったあと、主語との一致、時制、能動・受動、動詞の後ろに続く型で迷った場合は、TOEIC® Part 5の動詞問題を4点で復習する10分手順で、主語の数 → 時の手掛かり → 能動・受動 → 動詞の型の順に1問だけ確認してください。

空所に必要な品詞は分かるものの、異なる単語の意味・用法・語の組み合わせで迷った場合は、TOEIC® Part 5の語彙問題を復習する10分手順で、正解語と最も迷った1語の違いを1点だけ確認してください。

選択肢に前置詞と接続詞が並び、空所の後ろを名詞相当のまとまりで取るか、主語+定形の述語を含む節で取るか迷った場合は、TOEIC® Part 5の前置詞・接続詞を復習する手順で、後ろの形と意味関係を1問だけ確認してください。

9〜10分:次回の1問を決める

△・×の中から、次回最初に解き直す1問を決めます。記録は次の形式で十分です。

日付|教材・問題番号|○△×|迷った原因|正答理由|次回確認日

記録に時間がかかる場合は「日付|問題番号|次回確認日」まで減らします。

答えを覚えていたときの解き直し基準

同じ1問で正解できても、選択肢の位置や単語を覚えているだけでは復習完了とは判断しません。正答と解説を隠し、問題文の形または意味から、選んだ根拠を1文で言えるかを確認します。

確認結果次の行動
○|根拠を1文で説明できたこの1問は終了し、通常どおり新しい問題を最大3問まで進める
△|正解したが、根拠を説明できない迷った原因を1つ選び直し、次回も同じ1問から始める
×|誤答した、または候補を根拠で絞れない新しい問題を増やさず、解説または基礎教材で確認する項目を1つ決める

根拠を説明できないときは、原因に合わせて品詞問題の復習手順語彙問題の復習手順前置詞・接続詞の復習手順を使い、1問だけ見直します。どれにも当てはまらない場合は、手元の教材の解説で確認できる1項目へ戻ります。

この○・△・×と「次の学習日」は英語習慣ラボ編集部による運用例で、IIBC・ETSが定める復習基準や間隔ではありません。翌日に時間が取れなければ、次に学習できる日に同じ1問を確認します。

金曜日は新しい問題を増やさない

月〜木に△・×を付けた問題から最大3問を選び、解き直します。同じ原因が続いていれば、翌週に扱う文法または語彙項目を1つ決めます。金曜日にできなければ、次に時間を取れる日へ移して構いません。

時間が足りない日の調整

  • 5分:前回の1問を解き、解説で根拠を確認する
  • 疲れている日:新しい問題を解かず、△・×の1問だけ見直す
  • 通勤中:安全に画面を読める状況だけで行い、歩行・運転中は操作しない

翌日に問題数をまとめて取り戻す必要はありません。次回の1問から再開します。

よくある質問

1日10分でスコアは上がりますか?

特定のスコア向上は保証できません。Part 5はリーディング100問の一部です。現在地と受験日に応じて、Part 6・7、リスニング、語彙・文法、模試にも時間を配分してください。

本番でもPart 5を10分で解くべきですか?

IIBC公式の「テストの形式と構成」ページはリーディング全体を75分としていますが、Part 5単独の時間は掲載していません。10分は本記事の学習単位であり、本番の公式基準ではありません。

3問とも根拠が分かりません

新しい問題を増やさず、1問だけ解説を確認します。それでも理解できなければ、解説が詳しい基礎教材へ戻り、関連する文法または語彙を1項目だけ確認してください。

まとめ

  • 前回の1問を解き直し、正解だけでなく根拠を1文で説明する
  • 新しい問題は最大3問
  • ○・△・×で自信度を残す
  • 正答理由と迷った原因を1つ書く
  • 次回の1問を決めて終える

Part 5以外も含めた学習の進め方は、TOEIC学習ガイドで確認できます。次に取り組む内容を決めるときに使ってください。

参考情報

編集注:Roediger & Karpicke(2006)は本記事の10分ルーティンや日本人のTOEIC®受験者を直接検証した研究ではありません。答えを思い出してから確認する構成の参考として使用しています。TOEIC®はETSの登録商標です。本記事はETSの承認または推奨を受けたものではありません。TOEIC® is a registered trademark of ETS. This product is not endorsed or approved by ETS. 問題形式と著作権はIIBC・ETSの最新情報を確認してください。最終確認:2026年8月21日。

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この記事を書いた人

英語習慣ラボ編集部 英語習慣ラボ 運営・編集

英語習慣ラボ編集部は、忙しい大人が5〜15分から英語学習を始め、途切れても戻れるように、学習手順を企画・編集・更新しています。TOEICの形式はIIBC・ETSの公式情報、学習法は原著研究や公的資料を確認し、根拠の範囲と限界を明記します。

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